この展示は市川にある和洋女子大の資料館で行われました。
何ヶ月か前の新聞で紹介されたのを気になってピンナップしていたのですが、
今月の23日までというので出かけました。

同大学の中島明子教授(生活科学系)の個人コレクションとのことです。
絵本に限らずカードや家のミニチュアまであって幅広い展示内容。
借りて読みたいと思うものが何冊もありました。
住まいや建築はその地域や国の文化の集大成ですから、ありとあらゆる
要素がそこにあり、様々な観点で楽しむことが出来ます。

木の文化の日本人にはヨーロッパの石造りには特に興味を持ちますが、
「あの厚い壁の中はどうなっているの」とか「雨は中に入ってこないのか」とか
素朴な疑問が色々あるのですが、そんなことに答えてくれそうな絵本が
いっぱいあるのです、そして建築の勉強にもなるのですね・・・。
今はブラックボックスのように作られることが多いと思いますが、
(特にハウスメーカーのものは)手で作った時代のものは絵にもなりやすいし、
美しい解剖学的表現もあり得るように思います。
欧米には、結構昔から住まいや建築・都市に関する絵本があったようですが、
それだけ強い関心の対象であり、重大な事柄だったのでしょう。
美しい町並みや広場は個人的世界ではなく、共通する価値に基づいた共同体。
協調の軸があって街の調和や構成(ストーリー)ができあがり、歴史と生活が
一緒になって資産として息づいているのでしょうね。
そんなことをいろいろと考える展覧会でした。
