お盆の中日、東京に出かけました。
16日まで辻村寿三郎×百段階段展が雅叙園で行われています。

誰かの結婚式で行ったような気がするのですが・・・。
昭和の商業建築の代表と言っても良いのでしょうね。
百段階段は斜面に建てられた宴会場を渡り廊下のようにしてつなげたもの。
各宴会場が主役のはずですが、
ネーミングの妙か百段階段が有名になったようです。
天井には扇絵、ガラスの格子戸は大変な細工が施されています。
階段はケヤキ材で厚さが5cmとのことです。
各部屋は大量の彫刻を伴った絵が天井下がり壁、襖や障子に描かれています。
日本のバロック、ロココとでも言えそうです。
狂気にも近い情熱、エネルギーの源が何だったのか想像するしかありません。
そこでジュサブロウの人形ですから、これほどふさわしいところはないでしょう。

結婚式と披露宴それに宿泊をプラスした画期的な商業施設だったようです。
それにしても料理を運んだ仲居さんは大変だったでしょうね。
当時の施設の絵を見ると非常に大規模。
斜面に建つそれぞれの宴会場から、広い庭が望めるようになっていて
人々は贅を尽くした夢のような一時を堪能したに違いありません。
雅叙園のあとはミッドタウン探訪。
道中のタクシーの中で運転手さんに聞くと、ヒルズよりもMTの方が人気らしいです。
こうした施設は周りの人が利用するというより、どこからかやってくる訳で、
人気投票のようになってしまいます。
どちらが魅力的か、ということに尽きるのでしょうね。

我々はサントリー美術館の付属カフェでランチしました。
静かで落ち着いたところでした。
「ふ」を主食材とした懐石風な趣で金沢に本店があるとのこと。
こうしたところではイタリアンが多いと思いますが、和をコンセプトにした
点は面白いですね、和の世界は深遠なところがあります。

この手の施設の魅力はパブリックスペースの質と、構成の明快さじゃないでしょうか。
あとは適度なサイズ、あまりでかすぎると疲れてしまいます。
小ぶりなSHOPが多いのも良いと思います。

道路を挟んで安藤忠雄作の21-21デザインサイトがあります。
大きい商業施設の脇に、それこそ静謐といってもよさそうな空間。
作者はそのコントラストも意図したのだと思いますが、その辺の本能的な
嗅覚は類まれなのものがあります。

人の少ない正月とお盆が東京行きのベストシーズンですね。
柏から赤坂六本木はいささか遠いため、銀座のようには気楽に行けませんが
やはり人気スポットは脳を刺激してくれるものが一杯あります。
次のチェツクするところは赤坂のTBS周辺・・・。
